人間でない人間

悲惨な事件が立て続けに起きています。
毎日の新聞の中で、殺人事件もたいして大きく取り上げられないときもあります。新聞の隅っこで、小さく載ってることも珍しくなくなりました。
殺人事件だけではありません。痴漢の犯人をでっちあげ、示談金を受け取ろうとした、とんでもない野郎もいます。

一体、どうなっているんでしょう。今の社会は…
人の命を命とも思わない、そんな冷酷な人間。けれど、それって、生まれ持った性格なのでしょうか。それだったら、悪いことをした人はなんでも「生まれ持った性格だから」と片付けられてしまう。
おぎゃあ、とこの世に生まれてきたときは、どんな人も皆同じ。最初から悪いわけじゃ、決してなかったはずです。

赤ちゃんが生まれてくるとき、両手を握っていますよね。あれはね、神様が幸せを手のひらの中に入れてくれたんですって。勿論そんなことって、笑っちゃうけれど、でも信じてもいいかなって思います。
生まれた時は、皆、平等。同じ幸せを持ってる。それが何故、悪への道を突っ走ってしまうようになるのでしょう。
命を命とも思わないような人間に育ってしまうのでしょう。

答えはわかりませんが、一つだけ言えること。やはり原点は家庭にあるんだと思います。
ただ単に猫かわいがりするのもどうかと思いますが（気持はわかるけれど…（笑））、家庭でのメリハリをつけた生活、基本的な、実はものすごく単純なことが、今の世代、出来ていないように、自分を反省しながらも思っています。
基本って、大事なんだな。
家族との会話、ありますか？
家族同士でも、ちゃんと挨拶しますか？
それから、時々子供に（旦那ちゃんにも←オマケか…？）好きだ、って言ってますか？
子供を、家族を、抱きしめていますか？

決して単純ではないのだろうけれど、まずは基本的な生活、すごく身近なこと、これが大切だと、事件を見ながら思いました。


世のお父さんたち…

子供さんを、褒めてますか？
奥さんを、褒めてますか？


言わなくてもわかるなんてことは、ないんですよ。言わなくちゃわからないんですよ。

年頃の子供を持つと、あれこれ心配になります。
本当に、今の世の中は、大変な時代になってしまったと、悲惨な事件を見聞きするたびに、そう思います。