頚椎を痛めて、ただいま牽引生活真っ只中の姪っ子15歳。首をベルトで引っ張られて、横にも向けない状態ですが、頑張って入院生活を送っています。内臓の病気じゃないので、食べるものもしっかり食べるし、口だけは達者。勉強の「べ」の字も出ませんが、漫画はよく読んでるな~
姪っ子は、我が家では6年間、待ちに待った初孫で、そりゃもう、可愛がられて育てられました。私の亡くなった父は、ジジ馬鹿丸出しで、どんな小さなことだって、その日の話題になってしまう。姪っ子の下に、うちの子を含めて三人いるのですが、その三人には申し訳ないほど、待遇も違っていたような気がするなぁ。そんな彼女も、反抗期を迎え、私の姉にさんざん悪態をついて、私は姉からよく愚痴を聞かされました。反抗期のなかった優等生の姉とは違い、万年反抗期だった(笑)私は、彼女の気持ちもわかるし、母親の立場もわかるし、何とも複雑な思いで姉の話を聞いていました。
入院生活は、どうやら体を治すばかりではなく、心も少しずつ落ち着かせたようです。入院から二日が経った夜、姪から私の携帯にメールが。「今まで自分がどれだけ傲慢に生きていたかがわかったよ」という内容でした。全く顔を動かせず、トイレだって看護士さんの手を借りなければいけない。プライドの高い姪にとっては、それが一番の苦痛だったに違いありません。でも、結局、どんな高いプライドだって、病院のベッドの上では関係ないということを、身を持って感じてから、きっと彼女なりに反省したんでしょうね。ずいぶん殊勝な内容のメールに、ちょっと嬉しく、ちょっと切なく感じたのでした。
「それがわかっただけでも、今回の入院は無駄ではないよ。お母さんと、ばあばと、我慢している妹に、感謝しなさい」
それにしても、看護士さんというのは、なんて素晴らしい仕事なんでしょう。いろんな患者さんに、嫌な顔ひとつせず、てきぱき対応してくれる。時には見たくないものも眼にすることもあるでしょうに、本当に頭が下がります。(男性看護士さんの存在は、時代を象徴しているな~。もう、女性だけの世界ではないんですね~)
まだまだ入院は続きます。来週行われる検査が心配ですが、今は治すことに集中するしかありません。こんな時だからこそ、家族が結束しなければね。一日も早く、治りますように…