ミセスＯのお小言

娘が三泊四日の修学旅行から帰って来ました。
京都、奈良という修学旅行の定番（と言っても、今はいろいろな所へ行くので定番かどうかは知りませんが）。それなりに楽しんで来たようで、本人曰く、「建築物が綺麗だった～！」と、あの子にしては珍しい発言。思い切り現代っ子なので、いの一番に「つまんない」と言うかと思ったのにね。

ところで、担任の先生は、昔風のどこにでもいるような「うるさ型」の先生。個人的には嫌いではないんです。お小言も筋が通っているので、あ
とあとになって「あ、そうか」と思えるようなことを言う。
けれど、今回はちょっと先生も疲れていたのかな。をいをい、っていうことを結構言っていたようです。
笑えたのがお菓子を食べる場所。許されるのはバスの中だけ、ホテルの部屋ではダメだったって。
けれど、その連絡がうまく伝わっていなかったため、部屋で「う○い棒」を食べていた別室の友人が、「あなたたち、お菓子食べたでしょう！」。しかも翌日バスの中で、
「この中に、昨日部屋でお菓子を食べた人がいます。もし他にそういう人がいたら、正直に申し出なさい。今回はワタクシ怒りますよ？」
実際、正直に申し出る子もいたようで（娘曰く「正直過ぎる～」）清水寺の一角でお説教。けれど、この時期観光客で混雑していた境内でお説教していたため、今度は先生が清水寺の方に
「そこ、どいてください！」
と怒られたそうです。これ、笑えた…

しかし、私立の女子校って面倒だね。
んなの、どーでもいーじゃん。菓子のひとつやふたつ。ホテルの部屋でくつろいでいれば、菓子くらい食べたくなるだろうっての。しかもホテル内で食べたら禁止、という連絡、回ってなかったと言うから、それもおかしい話だよねぇ。

私の母校は県立の女子校でしたが、修学旅行のとき、近鉄電車の中で、お菓子広げてドンちゃん騒ぎ、挙句「お座敷小唄」まで歌いだしたほど。
どうやら、先生、ホテルの中でも静かにしているように、また、新幹線の中でも一般のお客さんに迷惑がかからないよう、とにかく静かにしているように、と口うるさく言ったみたいです。いや、まあ、確かにうるさすぎるもの困るけれど、だからといって、静か過ぎるのも不気味よ？
そこまでいい子を求めるのか、それとも、自分たちの評価を気にしているのか…まあ、どっちにしても、娘たちの不満はたまる一方ですね。しめつけの教育は、かえって逆効果だと思いますよ？

何はともあれ、無事に帰ってきたから一安心。けれど、旅行中に一悶着あったと聞いたのは、帰宅後しばらくしてから。う～ん、だから女子校って面倒臭い…何も旅行先で揉め事起こさんでもよろしかろうに…ort