管理人がある日突然、乳がん宣告受けました。
でも、笑って治すわよ!!
カテキン王国から電車で一時間、ウナギシティの某所で行われたUD(ユニバーサルデザイン)の国際会議。基調講演やら、分科会やら、表彰式やら、といろいろありまして、私も久しぶりのステージで仕事をしてまいりました。
あたりまえだけど、外人いっぱい(笑)
英語飛び交ってました。
英語が出来る人、いいなぁ。かっこいいなぁ。しかも国際会議に出る人だから、通訳すごく上手だった~勉強になりました。
さて、その講演会のお話をちょこっと。
山梨県で会社を経営されている雨宮清さんという男性がいらっしゃいます。建設会社の社長さんをされているかたわら、ベトナムなど、世界各国に何億と埋められている地雷の除去機を開発した方です。
雨宮さんがベトナムを商用で訪れた際、老婆と少女の二人連れに出会いました。老婆は地雷によって、片足をなくしていました。
「あんた、日本人なんだろう?この国を助けてよ」
この出会いをきっかけに、雨宮さんは会社で地雷除去機開発のプロジェクトチームを結成、何年の月日をかけ、パワーショベルを利用した除去機を完成させました。勿論、私財を投じて、夜も昼も関係なく開発に明け暮れる日々。失敗を重ね、ようやく完成した除去機をベトナムに持って行き、地雷を除去しながらその土地(地雷原といいます)を耕し農地に復活させる、という今までに無いことをやり遂げたのです。
それまで、地雷は手作業による除去でした。しかし、地雷はそこに衝撃がかかると爆発します。ですから、除去員はまさしく命がけ。当然除去に失敗し、命を落としたり、手足をなくしたり、と被害は後を絶たない。しかし、この除去機のおかげで、今まで地雷に苦しんでいた人たち、また、恐ろしいとわかっていても、貧困で地雷原にしか住むことが出来ない人たちを助けたのです。勿論、助けただけではなく、自立した生活が出来るように支援・指導していくことも忘れていません。彼らのおかげで、恐怖に怯えていた人たちが、自立した生活を送れるようになったのです。
ですが、まだまだ地雷は残っています。しかも、熱帯地域は地雷原にすぐに木が茂ってジャングル化してしまうので、地雷を取る前に機の伐採をしなければならない。伝染病、毒蛇などの恐怖にも晒されている中で、彼らの行動は土地の人々に安心して暮らせる生活を取り戻させたのでした。
講演中に映った画面に、地雷の被害にあって間もない、まだ血まみれの状態の写真がありました。私は雨宮先生の隣でそれを見ていたのですが、思わず泣きそうになりました。
また、犠牲者のほとんどが病院に行けない、または行く前に命尽きてしまう。国のためだと大義名分をかかげ、人の命を奪うことさえ美談としてしまうおろかな戦争。しかも被害に遭うのはいつだって弱者です。
世界中に散らばっている地雷を処理するとなると、千年以上かかるのだって。もう、遠い未来の話です。
雨宮さんは訴えます。
金と物資さえ送れば、それが人道支援とみなされる。そんなばかげた話はないのだと。直接その現地に行き、現状を見て、何が、誰が、何を必要としているのか、を政府のお役人こそもっとしっかり見るべきだと。ただ金さえ送ればいいだろう、と言うのは本当の支援とは言えないのだと。
彼は、除去の研究開発を繰り返す中で、その衝撃音のあまりの大きさに、鼓膜をやられてしまいました。
雨宮さんは全国の小中学校を無償で回り講演を続けています。それは、命の大切さ、人間同士の絆について。今の世の中、一番欠けてしまっているものなのかと思います。
残念なことに、あんないいお話だったにも関わらず、PR不足なのか2千人入る大ホールに、ほんのちょっとだけ。多分、100もいなかったんじゃないかな。せっかくだから、若い人たちにもっと聞いて欲しかったな、と思いました。
もしも、興味が湧いた人は、「雨宮清」で検索してみてください。とにかくすごい人だとわかると思います。
あたりまえだけど、外人いっぱい(笑)
英語飛び交ってました。
英語が出来る人、いいなぁ。かっこいいなぁ。しかも国際会議に出る人だから、通訳すごく上手だった~勉強になりました。
さて、その講演会のお話をちょこっと。
山梨県で会社を経営されている雨宮清さんという男性がいらっしゃいます。建設会社の社長さんをされているかたわら、ベトナムなど、世界各国に何億と埋められている地雷の除去機を開発した方です。
雨宮さんがベトナムを商用で訪れた際、老婆と少女の二人連れに出会いました。老婆は地雷によって、片足をなくしていました。
「あんた、日本人なんだろう?この国を助けてよ」
この出会いをきっかけに、雨宮さんは会社で地雷除去機開発のプロジェクトチームを結成、何年の月日をかけ、パワーショベルを利用した除去機を完成させました。勿論、私財を投じて、夜も昼も関係なく開発に明け暮れる日々。失敗を重ね、ようやく完成した除去機をベトナムに持って行き、地雷を除去しながらその土地(地雷原といいます)を耕し農地に復活させる、という今までに無いことをやり遂げたのです。
それまで、地雷は手作業による除去でした。しかし、地雷はそこに衝撃がかかると爆発します。ですから、除去員はまさしく命がけ。当然除去に失敗し、命を落としたり、手足をなくしたり、と被害は後を絶たない。しかし、この除去機のおかげで、今まで地雷に苦しんでいた人たち、また、恐ろしいとわかっていても、貧困で地雷原にしか住むことが出来ない人たちを助けたのです。勿論、助けただけではなく、自立した生活が出来るように支援・指導していくことも忘れていません。彼らのおかげで、恐怖に怯えていた人たちが、自立した生活を送れるようになったのです。
ですが、まだまだ地雷は残っています。しかも、熱帯地域は地雷原にすぐに木が茂ってジャングル化してしまうので、地雷を取る前に機の伐採をしなければならない。伝染病、毒蛇などの恐怖にも晒されている中で、彼らの行動は土地の人々に安心して暮らせる生活を取り戻させたのでした。
講演中に映った画面に、地雷の被害にあって間もない、まだ血まみれの状態の写真がありました。私は雨宮先生の隣でそれを見ていたのですが、思わず泣きそうになりました。
また、犠牲者のほとんどが病院に行けない、または行く前に命尽きてしまう。国のためだと大義名分をかかげ、人の命を奪うことさえ美談としてしまうおろかな戦争。しかも被害に遭うのはいつだって弱者です。
世界中に散らばっている地雷を処理するとなると、千年以上かかるのだって。もう、遠い未来の話です。
雨宮さんは訴えます。
金と物資さえ送れば、それが人道支援とみなされる。そんなばかげた話はないのだと。直接その現地に行き、現状を見て、何が、誰が、何を必要としているのか、を政府のお役人こそもっとしっかり見るべきだと。ただ金さえ送ればいいだろう、と言うのは本当の支援とは言えないのだと。
彼は、除去の研究開発を繰り返す中で、その衝撃音のあまりの大きさに、鼓膜をやられてしまいました。
雨宮さんは全国の小中学校を無償で回り講演を続けています。それは、命の大切さ、人間同士の絆について。今の世の中、一番欠けてしまっているものなのかと思います。
残念なことに、あんないいお話だったにも関わらず、PR不足なのか2千人入る大ホールに、ほんのちょっとだけ。多分、100もいなかったんじゃないかな。せっかくだから、若い人たちにもっと聞いて欲しかったな、と思いました。
もしも、興味が湧いた人は、「雨宮清」で検索してみてください。とにかくすごい人だとわかると思います。
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