時々思い出し笑いをする。一人でゲラゲラ笑う。
実家に住んでいる頃、ある日、女性のお客様が見えた。
「こんにちわ」
とご挨拶をされた。たまたま玄関の掃除をしていた私は、なぜかこう答えてしまった。
「へえ、こんにちわ」
姉に話したら、「あんたは丁稚どんか」と大笑いされた。
その姉、親戚の家へ出向いたとき、そこに住む五歳の女の子と話をしようと、玄関先でしゃがみこんだ。その途端、しゃがんだままの状態で、後ろにひっくり返った。横にいた私、
「ねえちゃん、何してんだろう」
と、何故かすごく冷静に見ていた。
お彼岸にお坊さんが来て、お経を読んでくださるというので、留守番がてら私が実家で待っていた。いざ来たら、何をするか焦ってしまい、
「あの~、何をしたらいいんでしょう」
と、とんちんかんな質問をしてしまった。お坊さん、玄関先で、すごく困っていた。普通は、まずは仏間にお通しするわな…
愚息が3年生の頃、我が家は隣組組長の当番。組内にある警察の私有地(駐車場)使用について、警察から電話がかかってきた。たまたま愚息が受話器を取った。愚息、何を言い出すかと思ったら、突然、
「はい元気です!」
と言う。
私と主人、顔を見合わせる。すると愚息、
「間違っちゃった」
何故か朝の会の健康観察のことが頭から離れず、思わずいつも答えている「はい、元気です」のフレーズが出てしまったそうだ。これで警察の人が「そうか、元気か、良かったなぁ」って言うくらいの切り替えしがあったら良かったんだけど、それはなかったらしい。つまんね~(笑)
愚息がまだチビの頃、予防接種の時、パンツまで脱ごうとして看護士さんに止められた。
「あ、○○ちゃん、パンツは脱がないよ~」
愚息の中学の役員さんから電話があった。内容は学園祭の事。細かい指示を受けて電話を切ろうとしたとき。
「はい、はい、わかりました」
と言おうとしたところ、何故か
「はい、はい、わかりません」
と答えてしまった。
隣で娘と主人が、肩を震わせ笑っていた。私も電話口で笑いを堪えるのに必死だった。
これからもまだまだ出てきそうです。笑う角には福来る(笑)(笑)