涙

娘は最近、よく泣きます。
朝から涙を流しています。
きっかけはささいな事でした。最初は小さなつまづきが、私の知らない間に、彼女の中でどんどんどん大きくなって、いつのまにかそれは巨大な得体の知れないものになっていたようです。

オトナから見れば多分それは「取り越し苦労」と言う言葉で片付けられてしまう事なんでしょうが、娘にとっては一言で片付けられないほど重大なことです。だから決してオトナの感覚で判断しちゃいけない。

前回のブログで書いたように、娘と共に考えています。娘と共に悩んでます。そして娘と共によりよい状態を探しています。
正直、朝が来るのが怖いです。娘の学校の前に行くのが怖いです。けれど、私がここで倒れたら、あの子は余計行く場所がなくなってしまう。

娘に言っていることは、
「流した涙は無駄じゃない。きっとそれがあなたの将来に繋がる涙だから、いっぱいいっぱい泣いてもいいよ」
娘は声を出して、私の胸の中で泣きました。


解決方法なんてありはしない。もしもあるとするならば、それは「勇気」だけ。今はその勇気が体の奥に入ってしまっている状態なんです。
一日に何度か、出口のないトンネルの中に入ったような気になります。焦燥感・・・ですね。
けれど、私の傍で私の背中を追い、私を求めてくれる娘が愛しくて仕方がありません。だから、決して負けない。


もしも、今、自分の道がわからなくて涙を流している人がいるならば、どうかそういう人たちは、流した涙を大切にしてください。きっと明日に繋がる涙だから。流した涙の分だけ、人に優しくなれるはずだから。


娘の明日が、そしてみんなの明日が、いつか晴れますように。