いざ、出陣（笑）

いや、戦いに行くわけじゃないんだから…（笑）
ということで、本日入院。
準備はとりあえず終わりました。明日は無理にしても、火曜日から一日全くオールフリーになるわけで、さて、どうしよう、と。PCの持ち込みは無理なようなので、DVDプレーヤーを購入。退院後も自分が使うから、と主人が買ってくれました。ありがたや。
本４冊、漫画「黒執事１～８巻」（全部揃えられなかった…ぐすん）、DVD（もちろん、「図書戦」含む）数枚、その他、病院入りする前にコンビニでクロスワードパズルや、雑誌を何冊か買っていこうかと思います。
とにかく暇こくのが一番いやなので。仕事したい。K君に私の仕事関係一式全部持って来い、と言いたい（笑）ていうか、任せるの心配（どっちかって言ったら、その気持ちが強い）。「かおりさんて、手術台乗って、麻酔が効く直前まで、電話で指示してそうだ」とK君の同期の職員に言われました。いや、マジでそうしたいくらいだ。

今日の体調は、もう、最悪。花粉で顔がかゆくて…おまけに、一昨日から、歯茎が一部腫れて、浮いてる。気持ち悪い。さらに、左側（上半身）が肩こりのせいなのか、痛くて…頭痛もするし、薬飲んでも治んないし。
全て、花粉のせいだ～～！！

励ましのコメント、ありがとうございます。うーち様、あさ様、紅さん、まみ様、つばさ様、お気持ちがっつり心に沁み込んでいます。またまた勇気をいただきました。
治る確率は高いにしても、やはり「がん」と名が付けば憂鬱にもなります。でも、私なんてまだいい方です。もっと苦しんでいる方もいらっしゃるし、今はとにかく治すことに専念します。入院自体は短くなりそうなので、退院後のリハビリ（？）頑張りますわ。
入院中は、「院内大冒険！イケメンドクターを探せ！」、あちこち見て回ろうかと（笑）しかも！うちの課長から、
「可愛い子ちゃんナースを探して来い」というミッションいただきましたので、それも頑張らなければ。（これも職務だ…）
せっかくの貴重な機会。この体験がきっと何かの役に立つはず。
ということで、今日はここまで。

次は、退院後ですな。んじゃ、行って来ます。

みんなの気持ち

まずは、コメントくださった、すぎ様（初めまして！）、五十鈴様、あさ様、一々英香様、ありがとうございました。お一人おひとりにお返しのコメント差し上げたいのですが、後日にさせていただきます。励ましのコメント、本当に、ありがとうございます。

昨日、とりあえず仕事を全部ペアのK君に引き継いで来ました。K君、何かと問題が多々ある職員さんなんですが、ここはもう、彼に頼るしかありません。他の同僚にも頼んで来ましたので、多分大丈夫だとは思うのですが。いろいろと細かい仕事が多いので、定時よりも約２時間ほどオーバーして、やっと大雨の中帰宅しました。

昨日は同僚の皆さんに、たくさんパワーを貰えました。
お手紙をわざわざくださる方もいたし、入院のために必要な持ち物を、わざわざ書いてレクチャーしてくれる方もいらっしゃるし、これ、使って、と歯ブラシセットくれる方もいたし（ありがたや）、なんか、すごくみんなの気持ちをありがたく受け取ることが出来ました。
こりゃ、もう、早いところ復帰しなくちゃ、だわ！！ちゃんとドクターの言うこと聞いて、お利口にしています、ワタクシ（笑）

入院って、見えないところでお金がかかりますね。細々したもの（家にあると思っていたら、なかった、とか）揃えなければならないんだな～今、一番困ってるもの。大きなバッグが無い！！愚息が東京に持って行ってしまったままなので…実家にあるか探して来よう…（改めて買うもんじゃなし…こういうの、困るんだ。）

今日は、花粉がむちゃくちゃ凄いです。明け方、鼻詰まりと目の痒さで起きてしまいました。
病院内は大丈夫かしら…ああ、かゆい！

恐るべし、立体画像

入院直前の受診。
先日受けたMRI（造影剤付き）の検査結果と、入院の詳しい説明。

まずは、MRIの検査結果です。心配していた他の臓器への転移は認められず、まずは安心。
患部の立体映像の説明に入ります。
私の現状は、実際切開して患部を取り除き、その状態を詳しく調べないと、どの程度まで進行しているかわからないそうです。ただ、大きさなどから（きっと他にも理由はあるんでしょうが、私にはよくわからん）早期の乳がんということが判断できるらしい。
ドクターがイラストを見せながら、「あなたのは、今、ここね」と見せてくれたのは、わかりやすいように管の形になっています。そうだな、「ちくわ」を思い出してくれればわかりやすいか。ちくわの中に、チーズを入れてチーズ巻きにしたとします。そのチーズが時間が経って傷みはじめているのが今の私、と言ったところでしょうか。ボロボロにこぼれてチーズが外に出てしまうと、転移の確立も高くなってくるということらしい。で、それは実際調べないとわからん、ということなんですね～はい、わかりましたか～？（笑）
この立体映像、すごいですね。きれいに私のガン君が映ってました。大きさは１センチ以下だそうです。ちょうど右側の乳輪の内側。そこから乳首に向かって線が一本綺麗に映ってる。要はおたまじゃくしみたいなものです。そこを全て取るんですって。それと同時に、リンパに転移の有無を調べるとのこと。傷跡は２か所になるそうです。
いろいろなグラフ、見せてくれましたよ。例えば１０年後の再発率。私の場合は１０％なんだって。多分、誰しもゼロということはないんでしょうね。当たり前だけど、早期であればあるほど再発率は低くなる。でも、ゼロじゃない。だから、日ごろの生活を、より気をつけなけりゃいけないんでしょうねぇ。
生存率なんていうのもありましたが、それはあえて聞かないというか、ドクターも説明する気もなかったみたい。そういうところで、ちょっと安心（笑）まだ、もうちょっと生きていたいからなぁ。せめて娘がちゃーんと大学卒業して社会に出て、もうこのヒト大丈夫！と思うまで、頑張りたいなぁ。（←娘はいろいろ武勇伝もってますから（笑））
術後の治療についても聞いてみました。結果から言えば、患部の検査の結果で変わるそうです。
ガン＝放射線治療、とすぐに結び付けがちですが、それも症状によるそうですよ。どれもいやですよね。放射線だと、脱毛になるみたいだし、ホルモン治療だと太るって。え～～～ん、これが嫌！！絶対嫌！！！思わず泣きつきました。「先生、太るの、ヤです～」。ドクター苦笑いしてました。

立体映像を見せてくれたとき、マウスでぐるぐる動かすと、映像もグル～って動くんですね。これがまた、鮮明に私の乳の形を表しているんですよ。思わず、吹き出しそうになったわ。
…こ、こんなに、形、イビツなんだ…しかも、貧乳…
こんな乳を、イケメンドクターには見られたくない、今のドクター（こらこら、院長先生なんだぞ）で、一向に構いません、と切に思いました。

今回のお支払いは６１８０円。以前採取した患部の組織の検査代が今回請求に載って来ました。
医療費って、毎回本当にマチマチで見当がつかないときがあります。病院に行くときは、少し余裕をもってお出かけになった方がいいですよ。

では、また。

ありがたい

来週の今頃、私、何やってんだろう、と思うと、さすがに不安になります。こんな大きな手術、初めてなので。
「大丈夫」と「万が一」は裏表。生あるものなら、すべてに当てはまる言葉だとは思うのですが、そんなドラマティックな心境じゃない。あー、どうか、神様、仏様、無事に終わりますように、と祈るだけ。こうなったら、八百万の神々に、マリア様もイエスキリストも、アッラーもブッダもなんでもいい。田舎道のお地蔵様でも結構です、どうか、無事生還できますように。

さて、入院前で、あれこれ準備をしなければと思っているのですが、後輩がタオルを持ってきてくれました。
「夫が好きなタオルなんです。すごく気持ちいいんですよ」
さらには、うちの協会のボスが、
「使って～」
とパジャマを持ってきてくださったり。ありがたや。助かります。これで、イケメンドクターを用意してくれたらどれほど良いか。さらに言うなら、イケメン家政夫を紹介してくれたら、どれだけ治りが早いか（笑）
「あなたのために、準備しました。おっと、市内の花屋のバラが、売り切れになってしまったようだ…まいったな」
とか、なんとか言ってくれたら、多分、あたし、手術後５分で立ち上がれそう（笑）

職場でも今、引継ぎが始まりつつあります。
みんな理解を示してくれまして、大変頼もしい限りなんですが…若干、心配な奴もいないわけではないが、今は彼を信じるしかないですね。ベッドの上から、仕事しようかなぁ…

お母さん、あのね

今回の入院＆手術については、実母には黙っていました。
１０日ほど前、姉に自分の病気を伝えたとき、
「もう少し待って」
と言われたんですね。母は一日家にいて、ずーっとテレビを見ているか、クロスワードパズルをやってるか、のどちらかなんです。腰が痛いのを理由に、都合の悪い時だけ重病人になっちゃう人で（笑）旅行に行くときはいきなり元気。でも、普段は裏のお宅に回覧板届けるだけでも、「もう、痛くて痛くて」と…昨日も書きましたが、本当にお嬢様で８０年近くを生きてきた人なんですよ。で、そんな母なので、私が突然「乳がんだから手術するよ」と言えば、ずーっと悩んでしまうんではないかと、想像したんですね。だったら、なるべく手術直前の方がいいだろう、ということで、（だからと言って、前日と言うわけにもいかないので）今日、姉が居るときに報告したのです。

「お母さん、あのね。心配しないで聞いてくれる？」
「何？どうした？」
「実はさぁ、今度、入院することになったんだよ」
「何で？」
「早期の乳がんだって。でも切除すれば大丈夫だから」
「…」
「ドクターも１００％治るって言ってくれたから（←これはわからないけれど、とりあえず安心させるため）」
「あら、そう…」

それから、娘の食事やお弁当はどうする、とか私の主人の夕飯がどうの、とか細かい話をしたあと、おもむろにテレビつけまして、何を見るかと思いましたら、

「笑点」かよッ！！

なんか、心配して損したというか、ホッとしたというか…いや、こういう時でも、日曜の定番を忘れず、ちゃんと「笑点」見ちゃうところが、母らしい…ははは…（ちょっと遠い目）
ま、そんな母が結構好きなんですけどね。ケンカ友達みたいなもんだし（笑）