お母さん、あのね

今回の入院＆手術については、実母には黙っていました。
１０日ほど前、姉に自分の病気を伝えたとき、
「もう少し待って」
と言われたんですね。母は一日家にいて、ずーっとテレビを見ているか、クロスワードパズルをやってるか、のどちらかなんです。腰が痛いのを理由に、都合の悪い時だけ重病人になっちゃう人で（笑）旅行に行くときはいきなり元気。でも、普段は裏のお宅に回覧板届けるだけでも、「もう、痛くて痛くて」と…昨日も書きましたが、本当にお嬢様で８０年近くを生きてきた人なんですよ。で、そんな母なので、私が突然「乳がんだから手術するよ」と言えば、ずーっと悩んでしまうんではないかと、想像したんですね。だったら、なるべく手術直前の方がいいだろう、ということで、（だからと言って、前日と言うわけにもいかないので）今日、姉が居るときに報告したのです。

「お母さん、あのね。心配しないで聞いてくれる？」
「何？どうした？」
「実はさぁ、今度、入院することになったんだよ」
「何で？」
「早期の乳がんだって。でも切除すれば大丈夫だから」
「…」
「ドクターも１００％治るって言ってくれたから（←これはわからないけれど、とりあえず安心させるため）」
「あら、そう…」

それから、娘の食事やお弁当はどうする、とか私の主人の夕飯がどうの、とか細かい話をしたあと、おもむろにテレビつけまして、何を見るかと思いましたら、

「笑点」かよッ！！

なんか、心配して損したというか、ホッとしたというか…いや、こういう時でも、日曜の定番を忘れず、ちゃんと「笑点」見ちゃうところが、母らしい…ははは…（ちょっと遠い目）
ま、そんな母が結構好きなんですけどね。ケンカ友達みたいなもんだし（笑）