以前にも少し触れたかもしれませんが、私の三つ目の仕事というのが、いわゆる専門職というヤツでして、常にスキルアップが求められる仕事です。だから、いつでも気を抜けない。特に私など、まだ駆け出しのペーペーなんで、依頼のないときでも家で何かしらの勉強をしないと、いざというときに困ってしまいます。
毎年この時期、「現任研修」という名のスキルアップ研修が行われます。先ほど「専門職」と書きましたが、日本語の語彙力が求められる仕事ということで(その割りに、自分のボキャの無さに呆れてますが…)、先日行われた研修内容が、「説明ゲーム」でした。
3~4人のグループを組み、ある絵(お題)を代表者に渡します。代表者は、決してその絵を他のメンバーに見せてはいけません。三分間で、代表者がその絵を、できるだけ細かく、わかりやすく他のメンバーに説明をして、同じ絵を完成させる、というゲームです。その際、他のメンバーは質問をしてはいけません。代表者の説明通りに描いていくのです。
一度、皆さんもこれをやってみるといいかと思います。どれだけ、日本語で説明することが難しいか、実感できるはずです。そして、どれだけ自分の聞き取り(理解度)の力がないか(笑)、わかるはずです。
もともと絵自体は、非常に単純な絵です。その単純な絵を、なかなか相手にわかるように説明することができないのです。じゃあ、なぜ、できないのか。いろいろな意見が出ました。
詳しい説明がない。例えば、右左、どっちを向いているのか、大きさはどれぐらいなのか、色は何色なのか、どんなイメージなのか…
慌ててしまう。三分間という時間の中で説明するため、つい、抽象的な言葉、自分だけがわかるような言葉が出てしまう。例えば「ぐっと突き出している」というような表現。ぐっと、って、どうぐっとなのよ、って(笑)他に、「あっち」や「こっち」などと言う表現も出てしまう。
日本語で会話することは出来ても、日本語で説明することはとても難しいと、改めて実感しました。では、どうしたらよりスムーズに日本語で説明することができるようになるか…講師曰く、「新聞を読め」とのこと。新聞というのは、正しい日本語で、あらゆる話題が載っているので、日本語習得には非常に良いのだそうです。やっぱり四コマ漫画だけじゃ、駄目なのよ(笑)
子供でも出来るこのゲーム、是非、一度お試しあれ。
そうですか、五月様も同じようなことで頑張ってるんですね~!同志、と呼ばせてつかーさい(笑)本当に、己のボキャブラリーの貧しさをまざまざ見せ付けられた研修でした。説明に行き詰まり、思わず体がぐぐって前に動いたり…他のメンバーの出来上がった絵を見て、「あちゃ~、私の説明が悪かったから、こんなに変てこりんな絵になったのね~」と、ショックを通り越して、思い切り笑ってしまったわ。日本人に生まれたくせに、日本語で説明出来んとは情けない…おっと、フランス語ならばっちしなんだけど♪せしぼ~~ん(笑)
お互い、毎日、新聞を読んでボキャを増やしましょうね~では、またのお越しをお待ちしています!