学区の大運動会は、地域密着型の私にとって、絶対(?)欠かせないもの。だって、いつ自分に体育委員が回ってくるかわからないからね。選手集めに大変なんだ、体育委員ってのは。だから、こういうときはお互い様。「嫌です、出られません」「できません」「走れません」など言おうもんなら、後々厄介なことになりかねないし。結局、「出てよ~」の頼みに、「いいよ~、名前入れといて~」と適当に答えてしまったから、三種目も出ることになっちまったです。
目の前に竹箒とバスケットボール。第一走者の四年生が大福口に頬張り、手にたすきを握り締め全速力で走って来る。
「アリタ君(仮名)、こっちよ!おばちゃんは、ここよ!」
たすき、確かに受け取ったわ!君の走りに負けないように、さあ、今度はおばちゃんの出番よ!見ていなさい!この目の前の竹箒とバスケットボールを見事に操り、堂々トップで第三走者にたすきをわたそうじゃないの!
竹箒の柄を持ち、ボールを追う!他の4人とは僅差だわ。ボールよ、お願い、言うことを聞いて!竹箒でボールを前に押し出し、第三走者めがけて走る!でも、何故?ボールがあさっての方向へ行ってしまうわ!気持ちだけはトップだったけれど、足が気持ちについていかないの。このときほど、「れれれのおじさん」を尊敬したことはないわ。
大好きな中森明菜ちゃんの歌に、「出会いはスローモーション」ていう歌があったけれど、転ぶときもスローモーションだったわ。足が空回って、敵の応援テントにそのまま突っ込んでしまったなんて、一言もそんなこと言っていないわ。
けれど。さすが、そこは女王ね。責任は必ず果たすわ。まるで何事もなかったようにスクっと立ち上がり、再び第三走者めがけて、走り出したんだもの。結果は5人中3位だったわ。まあまあってとこね。賞品はアルミホイル。何よりな賞品よね。
…そして、熱い戦いは、終わった…
明日、いや、一日おいて、明後日かもしれませんが、きっと、多分、絶対、筋肉痛が酷い状態だと思われ…ますます体調不良を訴える恐れのある女王でした…
拍手御礼
*9月30日「こんちきちん、すごく良かったです…」の方、どうもありがとうございます。剣薫ストーリーでもあまり二人のラブラブなシーンがなかったので、物足りなかったのではないかと心配だったのですが、喜んでいただけて嬉しいです。また、是非、遊びに来てやってください。本当にありがとうございました。