オトナはこれでいいのか？

最近新聞、テレビで話題になっている「教員採用問題」。要は現職の先生が、自分の子供を先生に受からせるために、袖の下を送って不正に合格させちゃった、という、なんとも酷い話のこと。

本来なら不正を正し、正義と平等を教えなければならない立場のオトナが、率先して不正を働いてんだから、ニッポンの未来も危ういなぁ。
こうなると真面目にしっかりと先生を務めている人たちが気の毒だよね。


こういうことを言う先生が、実際にいたんです。
あ、でも、一応言っておきますが、確かに生徒も悪い。中学生って生意気な年代でしょう？それに更に生意気を塗りたくったような生徒もいるわけで、オトナから見れば
「こらこら、あんたたち、その態度はないでしょう？」
と言いたくなるのも、わかる。
でも、それを差し引いてでも、やっぱり言っちゃいけない言葉がある。それは教師としてではなく、「人間として」だ。
もし、同じ事をうちの子供たちが言われたら、ちょっと怒っちゃうな。お母ちゃん、学校乗り込んじゃうよ（←モンスターペアレントか！？）

というわけで、読みたい方は先へどうぞ。

ある中学でのお話。
これ、実際に先生が言うんだよ。


「この教室では、先生が一番偉いの。次が委員長。だから、先生がいないときには、みんなは委員長のことを聞かなければいけないんだよ」



「あんた、ちょっといい点取ったからって、いい気になるんじゃないよ。成績つけるの、私だからね」



授業の始まりや終わりの挨拶について。

「お願いしたい気持なんてないくせに『お願いします』なんて言うなよ。ありがたいなんて思う気持もないくせに『ありがとうございました』なんて言うなよ」


↑これね、どうよ！？半ば脅しも入ってるよね。
教師はともすれば「密室の王様」になってしまう。でもね、子供は見てるし、直接先生には苦情を言わないけれど、親にはそういう話をしてると思うんだよね。多分、こんなこと言う先生は、ほんの僅かだと思うけど（いや、「思いたい」けど）。

確かに先生も大変だよ。モンスターペアレントに、生意気盛りな生徒。時には暴力ふるう生徒もいると思う。
でも、先生は決して「密室の王様」になってはいけないと思うよ。


親も先生も、まずはオトナがしっかりして、生徒を育てていかなければね。↑こんなことを言う先生がほんの少しだけだと信じたいよ。