まずは、コメントのお返し。
さこ様:ご心配おかけしました。なんとか浮上成功です。回りから病とは無縁の女のように思われがちですが(笑)、結構体弱いです。情けないわ~これからも、どうぞよろしくお願いします。
しーな様:頑張らないように頑張ってる最中です。結構むずかしいわ…でも、こうやって日記が書ける嬉しさ!あ~、戻ってきて良かった!これからもどうぞ突っ込んでやってください~!
よしえ様:はじめまして。とても暖かなメッセージ、ありがとうございました。実は、今日は娘の調子が芳しくない(アトピー)のですよ。朝、何ともなかったのに、朝食後見る見るうちに赤くなってしまって。でも、よしえ様はじめ皆様の言葉を思い起こしながら「焦らない焦らない」と頭の中で繰り返し、平常心でいることができました。励ましの言葉って、ありがたいと思いました。どうぞ、これからも宜しくお願いします。
~~あなたに会えて、本当によかった。嬉しくって嬉しくって…~~
ご存知小田和正さんの名曲「言葉にできない」の一節です。
土曜日、とある心理学の先生の講演を聴いてまいりました。いじめや自傷など、子供達が持つ心の闇を専門に研究されている先生で、ここ何年かで起こった世間を揺るがす大事件の犯人とも接見している方です。
先生の経験した事を、スライドを用いながら説明していく中で、時に耳をふさぎたくなるような事例、目を覆いたくなるような写真も含まれていました。
「気の弱い方はご覧にならないでください」
そう前置きをして見せてくださったのは、例えば、己の腕に傷つけた、無数の切り傷。例えば、血でしたためた「たすけて」という文字。大ホールを埋めた1500人の観客のざわめきの中、
「これは現実です」
と、淡々とお話されていきました。
同じ人間に生まれて、神様から命を与えられて、生まれたときは平等なのに、どうして、どこで道は違ってしまったのだろう。
虐待をしている親だとて、我が子に名をつけるとき、「どうぞ幸せになりますように」と思いを込めてつけただろうに、どうして間違った方向に行ってしまったのだろう…そんなことを考えながら、先生のお話を聞いていました。
最後に、先生が言われた言葉。会場に詰め掛けた観客に、「どうか、これだけは約束してください」と仰ったのが、先に書いた
「あなたに会えて本当に良かった。」
の言葉でした。どうか、お子さんに、旦那さんに、奥さんに、この言葉を言ってあげてください。だれよりもあなたが大事なのだと、言葉に出して言ってあげてください、と。
言葉と言うのは、不思議なものです。あるときは、どんなものよりも心を癒すことができます。けれど、場合によっては、刃物よりも深く、人を傷つけてしまうのです。体についた傷は、すぐに治るけれど、心についた傷はなかなか治りません。言葉は取り消すことが出来ないから、尚更です。
先生のお話を聞きながら、ああ、私も子供たちを傷つける言葉を言ってしまっているんだと、反省しました。
毎日のように、虐待のニュースが新聞に載ります。毎日のように、若い学生さんが、その尊い命を自ら絶ってしまいます。一体、私たち大人はどうすればいいのか。迷うことも度々です。けれど、一ついえることは、子供たちは愛されたがっているのだと思うのです。恐ろしくあたりまえで単純だけれど、その単純なことが上手く出来ないのが今の世の中なんでしょうか…
明確な答えは多分一生出ない、深い問題なんだろうけれど、家に帰ったら思い切り子供を抱きしめてあげたい。そんな思いになった講演会でした。
(重いテーマでごめんなさい。かえって中途半端になっちゃったかな。)