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管理人がある日突然、乳がん宣告受けました。 でも、笑って治すわよ!!

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午後1時からのオペということで、次第に緊張が高まって…高まって…いかないのは、どういうわけだ!?
ということで、なんだか、すごいゆっくりまったりした時間をすごしてしまいました。あ、そりゃ、嫌ですよ?メス入れるんだから。でも、自分が想像していたよりも、ずいぶんのんびりしていたということ。
手術って、ベッドに乗せられ、看護師が周りに何人か張り付いて手術室に向かう、というイメージでしたので(医療ドラマを見すぎなのかな…)、まさか、点滴自分で持って、看護師さん1人、旦那、実姉と、徒歩でのんびり行くとは思ってもみませんでした(笑)
ナースステーションの前を通るときも、看護師さんが
「かおりさん、オペ室行って来ま~~す」
と、にこやかに伝える。散歩かよ!!

家族は待機室で終了まで待機。
私はそのまま手術室へ入ります。
まず、名前の確認。最近の病院、この名前確認をしつこいくらいに行いますね。外来の時もそう感じたけれど、それだけ以前は医療事故が頻発していたということなのかな。おまけに、外来時、番号で呼ばれるんですよ。
で、番号表と照らし合わせる。私たち比較的若い世代は対応できますが、おじいちゃん、おばあちゃん世代はなかなか大変だと思います。番号表自体を無くしちゃったり、いつまで経っても呼ばれたことに気付かず、結局名前で呼ばれてる。これじゃあ何のために番号で呼んでいるのかわかりませんね~

さて、本人確認をしたあと、手術室へ。窓が無い閉塞感のある部屋でした。真ん中に手術台があり、「はい、そこへ乗って」と指示。すごく狭いんですよ。下手すれば落っこちそう…周りを見ると、看護師やドクターの数が次第に増えてきて、気付けば私の頭の側に、麻酔担当のドクターがなにやら操作をしておりました。
こうなると、まさにまな板の上の鯉ですね。心電図の機械とか、何やらあれこれ体に付けられ、ああ、こんな機械があるんだな、あ、あたしのレントゲン写真だ、とか、目に映るもの全てに「へー」「ほー」とか思ってるうちに、
「はい、麻酔入りますからね。ちょっと点滴針のところ、痛いですよ」の声。「痛てぇな、ほんとに」と思っているところで、ブラックアウトしました。
「かおりさ~ん、終わりましたよ~」
の声は覚えてる。
看護師とドクターの、他愛ない話(どうやら職場の微妙な人間関係についてらしい)も、うろ覚えだけど、記憶にある。
(何喋ってんだ?このヒトたち)と思ったのも覚えてる。
「今何時ですか?」
「4時半ですよ」
の会話の後に、(ああ、予定通りだ)と思ったのは、はっきり覚えてる。
その後、気が付くと既に病室でした。
酸素マスクをあてがわれ、昨日の「トリフロー」の効果や如何に、だったのですが、自発呼吸が浅いと鳴ってしまう警告音が、ピーピーピーピー。その都度、娘と主人が手を握って刺激を与えてくれました。
でも、本人はちゃんと息してるつもりなんですよ。
病室に運ばれたとき、何となくだけど、娘がしきりに目をこすってるのがおぼろ気に見えたんですよ。
後で聞いたら、やっぱり泣いてた。安心したら泣けてきたらしいです。
不思議と麻酔が切れた後の痛みはほとんど無かったのですが、嘔吐にはまいった。全身麻酔はそれほど強いということですよね。夜中、看護師さんに付き添われてゲロゲロ吐きました。さらに、なんでこんなときに、月の物が…トイレで用をたしたとき、愕然としましたよ。もちろん、準備はしてあったので困りはしませんでしたが、ロッカーの中から、生理用品とサニタリーショーツを真夜中に出したり、途中嘔吐しそうになったりと、もう最悪でした。

ああ、やっぱり、手術は大変だよ。


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写真は「胸帯(きょうたい)」と言います。女性なら覚えがありますでしょうか。それとも、手術を経験された方ならわかる、という感じでしょうか。術後、患部を保護するため、そして、当たり前ですがブラは付けられないので、これを下着代わりに当てます。上の部分が右肩。向かって左側がマジックテープになっていて、ウェストの少し上側で止めます。病院の売店で、必ず売ってます。ここには出しませんが手術中はおパンツも脱ぎます。代わりにT字帯を付けるんですよ。オムツをあてられちゃうの。でも、それは意識が無い時に看護師さんがやってくれるので、あとで気が付くんですね。
お値段は、胸帯840円、T字帯210円。胸帯は、洗い替えも用意しておいた方がいいでしょう。これらを含めて、術前から「手術グッズ」として一つの袋にまとめておくんです。
手術グッズは、上記2点、バスタオル、術用病衣(点滴をする際に着替える)、術用キャップ、圧縮ソックス(病院からレンタル=強制的にはかされます。エコノミー症候群を防ぐため)。

3月4日の午前中から、手術の準備が始まります。もちろん、絶食。同室からみそ汁のいい匂いがしてくるので、お腹の虫がグーグー鳴ってしまいました。ホント、腹減った…売店まで胸帯を買いに行ったんですが、まだその時は、点滴も何もしておらず、しかも私の場合、何かそれなりの症状があるわけではないので、もう、ピンピンしてるわけですよ。外来の人たちと一緒に、このまま病院の外に出ちゃっても全然平気です、みたいな感覚。仕事しちゃおっかな~出来ちゃうよな~、まさか私がこれから手術するなんて、きっと誰も思わないだろうな~と思ってしまうほど、元気です。
まあ、でも、そんな無駄な抵抗しても仕方がないので、とにかく胸帯を買って病室へ戻りました。
やがて、看護師さんが点滴の処置をしに病室へ。電解質なるものが投与されました。右側を手術するので、必然的に点滴は左腕。私、左は血管細いんですよ。だからしかたがないので、肘裏ではなく手首の少し上。これ、結構痛いんだな。造血剤のときもそうだったんだけど、どうも苦手です。
10時前後にエコーに呼ばれました。これは、術部のマーキングですね。どこをどう切るかをマジックで直接肌に書き込みます。
これね、実は男性の検査技師さん3人に、取り囲まれるように処置されましてねぇ(笑)
きゃ~!あたしをこんな暗がりに連れ込んで、一体何をする気なの!?ええ?乳に落書き?一体、どんなプレイよ!?とそんなバカなことばかり考えておりました。(技師さんは至って真面目ですよ。当たり前じゃ)
そのあとは、もう何もすることがないんです。とにかく1時までベッドでずっと待機。主人と姉が昼前には来てくれたんですが、あまりに時間もてあましちゃって、「どっかで時間つぶしてきて」とお願いしたほど。なんか、こんなのほほんとしていいのかな、と思うほど、術前だというのにゆっくりとしておりました。

さて、次回、いよいよ手術室へ。なんか、ドラマみたい!(笑)

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読者様より、病院を決めた経過についてご質問がありましたので、お答えします。あくまでも参考として。一人一人地域や状況によっても違いますので、その辺はご理解ください。

まず、私の住む地域は人口約70万を超える市です。総合病院(いわゆる大きい病院というやつですね)が8つありますので、病院数は比較的多い方だと思います。
ちなみに私が入院したのは、その中の一つ。総合病院の中では歴史は古いですが、規模的には中堅かな。
私の乳がんは、ご存知かと思いますが、職場の健康診断の際、石灰化が見つかり(これは毎度のことでした)、まずは地域の個人病院に行きました。そこでエコーでしこりを発見し、私の休みの希望などを聞いたうえで紹介してくれたのです。もしかしたら、その先生と総合病院の先生とのパイプが強くてそこに自動的に紹介されたのかもしれませんが、ワタシ的にはあまり問題視しませんでした。紹介された先生が、その病院の院長先生だったことも信頼の理由の一つになったかな。それに、個人病院の先生がすごく頼れる先生だったので、「この先生の紹介してくれる病院なら、間違いはないだろう」と思ったのです。
確かに、個人病院だと健診も限度がありますよね。どこの病院もマンモの機械を持ってるわけじゃないし。だからこそ、40歳以上を対象に2年に一度の女性健診(マンモ・子宮がん)は必須なのだと思います。せっかく安く受けられるんですから、この機会を逃してはなるまい、と思っています。ただ、この制度もおそらく自治体によって違うでしょうから、まずはお住まいの保健所などで女性健診について聞いてみるのが一番早いのかな。(全国一律で、無料で出来る健診ならいいのにね~)ちなみに、このマンモ健診、自己負担は、2000円台だったと思います。
そんな流れで、まずは、行き先が決まりました。自分で詳しく調べたのではなく、信頼できる先生から紹介された病院、ということです。

さて、もう一つ、セカンドオピニオンのお話ですね。私の場合は、セカンドオピニオンは希望しませんでした。何度も検査を行い、あれだけ鮮明にガンとわかる画像を見せられれば、納得するしかないですし、ああ、やっぱり自分はガンだったんだな~と素直に思ってしまったので。ただ、今後の治療法については、実はまだはっきりしていないのが現状なんですね。切除した患部を、検査に出して、まだ結果がきていない、というのが、昨日の話でした。ドクター曰く、遅くとも来週の火曜日までにはわかる、と言うことでしたので、そこから放射線になるかホルモン治療になるかが決まるというのです。
入院する前に、私の所属する団体のボスから、「自分も乳がんを経験したが、放射線治療は拒否した」と言われて、実はすごく戸惑ったんですね。なぜ、患部を取ってしまったのに、それ以上放射線を浴びなきゃいけないんだ、というのがボスの持論でして、それを手術前に言われ「じゃあ、どうしよう…」と実は今も悩んでいるんです。でも、こちらはあくまでも素人で、もし放射線をやらなければどうなるんだ?と思ってしまう。じゃあ、悩んだときにセカンドオピニオンを使えばいいのかな、と。実は、私のかかっている病院は、セカンドオピニオンの紹介ポスターを院内に貼ってあるんですね。積極的にお使いください、みたいな感じ。今は、そういう時代でしょ、ってそのポスターが言ってる気がします。だから、あまりに納得できなければ、そのテが残ってる、と安心しています。ドクターがセカンドオピニオンを希望することで機嫌が悪くなるというのは、今の時代は「ナシ」なんでしょうが、心情的にはわかる気がします。ドクター、みんな自信持って治療にあたってるわけなので。大都会の先進的な病院ならいざしらず、ほとんどの病院では、セカンドオピニオンという言葉だけが専攻してしまい、意識にはあまりつながっていないパターンは多いかもしれませんね。患者の立場から言っても、正直、ドクターに言いにくいしねぇ。だからこそ、言い方ひとつなんだと思います。自分の命の事にかかわることなので、と言葉を選んで言えば、その場はちょっとマズい雰囲気になるにしても、そうそう問題はないと思うのですが、こればかりはドクターの性格や病院のポリシーにもよりますしねぇ。なんとも言えないと思いますね。もともと、こういうことって、日本人が一番苦手とすることなので、なかなかうまく事が運ばないのは想像がつきますね。
質問者様の地域が、医療面で少々不自由を感じているように思えましたので、もし可能であるなら少し足を延ばして、隣の市の病院に行ってみるとか、もしくは、どこの病院(総合病院)にも相談室があるはずなので、そこで治療法の話などを相談してみるのもテかもしれません。

ということで、ご参考になりましたでしょうか?どこにいても、医療に格差があってはなりません。どうぞ納得のいく治療が受けられますよう、お祈りしています。

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この写真、「トリフロー」と言います。作りは意外と簡単。おもちゃと言ってしまえばいい方は悪いですけれど、プラスティックの透明筒の中に、ピンポン玉が各1個、そして青いホースが付いていて、息を吹き込むと中のピンポン玉が上下に動くようになっています。
これは、術後の肺機能をより早く回復させるための、立派な(?)医療器具らしい。術前にこれで呼吸の練習をするんです。だから、吹くたびに「スピースピー」と音がする。しかも、なんとなく情けない音なんですね。おそらく、どこの病院でもやると思いますし、経験された方も多いのではないかと。
術後の呼吸って、特に全身麻酔が切れた後、自発呼吸が浅くなるようですね。これが上手くいかないと肺の合併症を起こす云々がトリフローの説明書に書かれてあったので、同室の手術を控えているおばあちゃんたちが、すごく真面目に練習していました。出来ないと、看護師さんに「どうしよう」と言っている人もいたし。私も一応一通りは練習しました。息の吹き込み方で、ピンポンを1~2個吹き上げることが出来ます。でも、3個同時にはなかなかこれが難しい。大きく吹き込めばできますが、浮いたままで何秒間維持するとか、細かい条件が付くと案外ハードルが高くなるんですね。
確かに、術後って、もうろうとしている中で息が浅くなるのが何となくだけどわかったんです。おまけに、呼吸がちゃんとされているかどうかを機械でチェックしているから、規定値に達していないとすぐにピーピー警告音がなるんです。つまり「コイツ、息シテネーゾ!」と機械が教えてくれる。私もピーピーなんだかうるさいな…と言うのは覚えています。鳴るたびに、主人や娘が手を握って教えてくれてたな。(もちろん、実際はちゃんと息してますよ。でも、浅いので音が鳴っちゃうんですね)
これ、インターネットでも買えるんですね。さっき、この記事を書く前に調べたら、ちゃんと売られてました。3000円台で買えるらしい。
そんなわけで、術前日は、暇な時間を読書しながら、トリフローをスピースピーと練習していたのでした。

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旅行バッグ2つがパンパンになるほどの荷物を詰め、さらには紙袋にも入りきらなかった荷物を詰めて、病室に案内されました。3階321号室。覚えやすい(笑)4人部屋の窓際をゲットできて良かった。写真は私のベッドです。ここで約1週間お利口にしてなきゃならないとは…ort
早速、看護師さんから説明。まずは、風呂に入ること。これが重要なんですね。つまり、手術用の身体になるわけです。看護師から言われたのが、①無駄毛の処理 ②おへその清浄
更には、「入浴後、チェックさせていただきますね」とのこと。ええ?なんでそんなこと~?と思いましたが、考えてみれば手術するんだからねぇ。ちゃんと綺麗にしておかないと、差し障りがあるんだろうなぁ。
病院のお風呂は、普通のお風呂でした。我が家の風呂とたいして変わらない。結構綺麗でしたよ。
鏡に映った自分の胸(右)、乳がんの診断をされて以来、実は怖くて触れなかった患部を、これが最後だと思い切って触ってみました。うん。確かに、しこりがある。今まで全く気が付かなかったのにな~皮肉なもので、今じゃ、一発で探せる。サイズは10ミリに満たない本当に小さなこのしこりが、放っておけば後々命に関わることになろうとは…明日、サクサクって取っちゃうんだからね、と思ってはみるものの、再発の可能性が無いわけじゃなし。やっぱり、早期と言えども心配は尽きません。たぶん、これは経験した方は皆考えるんだろうな、と。私、結構、臆病者でして(笑)、実は毎晩のように風呂に入る前、自己触診していたんです。でも、気付かなかった。もちろん、場所によってわかりやすい、わかりにくい、というのもあるのですが、自己触診ってやっぱりあてにはならないです。そこはプロに任せるべき。ということで、何度も繰り返しますが、ちゃんと検診受けましょうね。早期だと、医療費も格段に安く済みます。
入院した日は、とりたてて何もないわけで、看護師の説明後は暇な時間を過ごしました。これがきつい。消灯は午後9時。それまでの間、一体何してればいいの~
テレビもそうそう見られるものじゃなし。日曜日だったので、毎週見ている番組(「八重の桜」は絶対!!)を見ても、まだ時間が余る。結局、いつもの通り、ひたすら読書でした。その間に、手術後に必要な呼吸法の練習を、「スピー、スピー」とやってみる。
この呼吸法について、明日またお話しましょう。

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