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管理人がある日突然、乳がん宣告受けました。 でも、笑って治すわよ!!

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「おんなともだち」


拙作の中から好きなものをあげなさい、と言われても困っちゃいますが、「おんなともだち」
は、結構好きですね。

恵にとって薫は目の上のたんこぶ。女として一番認めたくない存在。
本編ではそこまで描かれていませんでしたが、同じ女の目線から見ればなるべくしてなった関係です。
本編は、あくまでも薫がヒロインなので、薫寄りの描かれていますが、時に天然過ぎる薫の言動は、聡明でプライドの高い恵の神経を思い切り逆撫でしたに違いありません。それが剣心を巡ることならば、尚更です。

文中に書いた京都での薫の言葉。
あれは作者が男性だからこそ自然に出た、多分疑問に思わなかったセリフなんだろうと思います。
「ごめんなさい」
と詫びる薫のなんと無神経なこと。何にごめんなさい、なんだろう、と本編読んだときに私は思いました。同情のごめんなさいなんて、恵ほどプライドの高い女性には不要な言葉。
いっそ堂々としてくれていたなら良かったのに。そのぐらいの覚悟、出来ている。

ただ、憎みきれなかったのは、恵も人の痛みを知っているから。そして、剣心の愛したひとを受け入れることも、愛の形だと思ったのかもしれません。もちろん、薫の天然さに腹をたてながらも、結局取り込まれてしまったという面もありますが。

へべれけに酔っ払った女ふたりを介抱するのは大変だったでしょうね。左之助なんて、変態扱いですから(笑)
剣心だって、ちゃんと恵の気持ちに気付いていた。ただ、どうしようもなかった。恵の気質を知っていたからこそ、「もっと幸せにならなければな」と自分自身に言い聞かせたんだと思います。



女同士の友情は、微妙ですね。関わる人の状態で、いくらでも形を変えます。
断ち切ってしまったと思っていた友情が、時の流れと共に戻ることもある。

私事ですが、今日、10年ぶりに、「あの頃」に戻ることが出来ます。
あることをきっかけに断ち切れてしまったと思っていた友情が、実は切れていなかったとわかりました。10年の間、互いに思い続けていた。私も、彼女も、傷ついて、求めていた。私の「おんなともだち」を、たっぷり楽しんで来ます。

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